① コンクリート擁壁(ようへき)工事
擁壁とは、高低差のある土地で土が崩れないように支える構造物のことです。斜面地や段差のある土地に設置され、敷地の安定性や安全性を確保する重要な構造です。
- 鉄筋を組み、型枠を設置し、その中にコンクリートを流し込んで壁を形成します。
- 公共施設や駐車場、宅地造成などでよく使われます。


気を付けていること:
- 地盤の強度確認や排水計画(※水圧での崩壊防止)
- 鉄筋の適切な配筋とコンクリートの打設タイミング
- 型枠の歪みや浮きが出ないようにしっかり固定

② コンクリート打設(うちせつ)
コンクリート打設とは、型枠に生コン(生コンクリート)を流し込んで構造物を形成する作業です。基礎や床面、擁壁など、さまざまな構造物に使われます。
- 打設後はバイブレーターなどで気泡を抜き、密実なコンクリートに仕上げます。
- 気温や湿度によって硬化スピードが変わるため、天候管理も重要です。


気を付けていること:
- 打設中は休まず連続で作業し、打ち継ぎによる強度低下を防止
- 生コンの配合(スランプ値など)の確認と記録
- 表面仕上げのタイミング(早すぎるとひび割れ、遅すぎると硬化)